
「ON×CHI」とは
「創造する→言語化」における即興力の育成を目的としたプログラムが「ONxCHI(おんち)」です。
本プログラムにおける「即興力」の定義
創造力(想像力)
自分がこれまでに体験してきた素材を組合せ、新しいアイディアを創出する力。
言語化(言語力)
創造したものを、言葉にして、他者に伝える(表現する)力。
これらの力を使って瞬発的な決断をしていくのが「即興力」
「ONxCHI」では、音を鑑賞してそこからイメージしたものを言語化し、グループシェアするワークを行います。
ワークでは
- 音を鑑賞してイメージを膨らませることで、本音や本来の思いを知る自己との「対話」
- 自分の感性や思考の「発見」
- イメージを言葉にして伝える「表現」
- グループで対話する「コミュニケーション」
という4ステップが含まれています。
このプロセスはまさに自分に軸を置いた、即興力が育まれるワークと言えます。
今までにないイノベーションを起こすような先駆的な考えを起こすために、自らが想像して創造し、言語で表現するクリエイティブなプロセスと、コミュニケーションしてアイデアを共有するワークをON x CHIでは取り入れています。
今までに1年半で個人だけでも500名以上、そして企業研修や教育機関などでも導入していただきました。
プログラムの特長
01 「音」の活用
音の対話型鑑賞プログラムでは、齋藤レナ自らがオリジナルで作った「音」を活用して対話を行います。
「音」は、作品の知識や先入観に囚われずに、感じることにフォーカスをするために有効なツールです。
鑑賞者の自由な感覚だけに委ねられるため、創造力が高められるとともに、参加者ひとりひとりが違うことの理解を認め合う環境をつくりだすことができます。
実際にワークで使われたこちらの音をお聴きください。どのようなイメージが浮かびますか?↓
実際にワークではこのようなイメージが出てきました。
- 冬から春になって芽吹く植物の様子
- 全てのもの、ことが祝福している「慶び」の様子
- 夜明け前の空から、朝日が上る様子
- 壮大な宇宙のイメージから、走馬灯のように思い出された自分の人生
- 陣痛から出産までの瞬間
どのイメージも「個人」を起点としたクリエイティブな言語化となり、ワークの場では共感や発見の連続となりました。
02 プログラムのオンライン対応
音の対話型鑑賞プログラムはオンラインでの実施が可能です。
グループルームで対話をしたり、ご質問にお答えしたりと、参加型のプログラムです。
オンラインの環境を活かしながら、実際に会場に足を運んだような充実感を得ることができます。
オンラインでの研修はもちろん、アーティストとして世界へのオンライン配信を定期的に行なっている、経験豊富なファシリテーターの進行なので、初めての方でも意見や対話が活発になるようプログラムを設計しています。
プログラムがもたらす主な価値
現代社会で求められるスキル「即興力」

「ON x CHI」では「自分の価値観」に基づいてイメージの創造(想像)と言語化を即興的に繰り返し、その上で自分なりの答え、まだ誰も見たことがない未来を描き出します。
この考え方や思考プロセスを、新しい社会やビジネスの創出に活用できます。
これらの3つの要となる要素がON x CHIのワークには組み込まれています。
- 自分を起点に創造(想像)する
「正解は何か」ではなく「自分がどう解釈したか」を起点に創造(想像)する。
自分の些細な気づきや、違和感、小さな疑問等を大切にする。 - 言語化する(アウトプットする)
感じたこと、思ったこと、考えたことを言語化(アウトプット)する。
「正しい答え」ではなく「自分の答え」を追求する。 - 価値観を再定義する
アウトプットに対して、他の人からフィードバックを受ける。
自分が常識だと思っていた価値観を相対化することにより、新たな気づきを得て、再定義する。
経産省においても、ON x CHIで即興力を育む上で取り組むワークである「価値・意味を(再)定義する」ことが、
これからの「個に求められる役割とスキル」とされています。
引用:BCG – 経済産業省
創造力と言語力が育まれ「即興力」が向上した未来
「ON x CHI」のワークを通して自分の思いやバイアスを知り、多様性を体感し、
答えのないものに向き合いながら、主体的に即興力を使って行動することで、
枠にハマった考えを打破し、自由な発想ができる能力や場づくりができるようになります。
本来自分の中にある創造性を目覚めさせ、
グループでコミュニケーションすることで他者とのとの違いに気づき、自分の想像の唯一無二さに気づくことができます。
