自分自身を許すことができるようになった/アーティスト

アーティストである、平地えりさんより、音の対話型鑑賞「ON x CHI」個人向けプログラムに参加された感想をいただきました。

自分自身を許すことができるようになった

アーティスト
平地えりさん

私はワークショップとかセミナーなどは、あまり興味がありませんでした。

今だから言えますが、私は自分の過去と向き合えて受け入れているし、「大丈夫!」なんだという、変な自信がありました。

「音の対話型鑑賞」って どういう意味だろう?と思ったのがこのワークショップに参加したきっかけです。

どこかでモヤモヤした感覚が常にあったので、それを確かめたいと思いました。

いざ(”ON x CHI”を)受けてみたときに、 すごい衝撃を受けました。

音で、根底にあるものとかフタをしていたもの、色々なものがえぐられる、引っ張り出される、そのような感覚でした。

すごく辛い作業でもあったのですが、受け入れないとダメだな・・・と思いました。

本当はその過去を見るのは嫌だし、思い出したくもないし、 考えたくもありませんでした。

いろんなことを思い出したのは事実ですが、不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。

今思うと音が、心のクッション材になってたような気がします。
音で「フワっ」と引き上げてくれるというか、ものすごく不思議な感覚でした・

自分自身の声も完全スルー、無視です

今までずっと、自分自身のことを無視してたことを目の当たりにしました。

今までそのようなことは、誰にも言えなかったことなので、一人で抱えてきたんだということもわかりました。

レナさんの言葉で印象に残ったのは「過去は変えられる」という言葉です。

あの言葉があったから、私は自分の過去を否定することがなくなりました。

普段から、人に対しては寛容になれる部分も多いのですが、いざ自分となると厳しくしてしまう。
そんな状態がずっと続いていました。

ワークショップを受けた後は、 本当に心地よくて、ある意味スポーツしてる感覚もあります、そして、私はワークショップを受けることで自分自身の見方も変わりました

ワークショップを受けると、必ず新しい発見がある。

リピートしてて思ったんですけど、1回受けただけじゃ分からない部分があって、2回、3回、4回、5回とかリピートするとその度に違う発見があるんです。

音を鑑賞した後に、みんなで対話するのですが、みんなそれぞれに全然違うこと言っているのですが、つながるところが一緒なんです。

それもスゴい発見だし、言葉や表現は違うけそ実は一緒なんだなっていう化学反応とか、融合を感覚で感じることができました。

本当にびっくりする感覚でした!

音に自分の心を丸裸にされて、そしてそれを目の当たりにする、という感じでしょうか。

自分の中で前と変わったな、と思う点は自分自身を許すことができるようになったということです。

今後、自分がなかったことにしていた過去は、違う視点で塗り替えられていく、と感じてます。

レナさんのワークショップは間違いなく「唯一無二」です。

音の力だけで、自分自身をここまで受け入れて考えることって、 絶対できなかったことですが、

それが 「あ、できちゃった・・・」と思った時に、本当にすごいな!と思いました。

音の力を無限大に感じています。

Electronic Sphere Photographer/電子工作球体写真家
SGD-CRAFTWORKS 代表…音楽機材等修理屋
平地えり さん
1983年大阪府河内長野市に生まれ育つ
中学卒業後、服飾系高等専修学校へと進学するが家庭の事情により中退
17歳より社会に出て自動車鈑金整備・パン屋・電子部品製造会社 等数々の職を経験する
2016年SYSTEMA GALLERY 石田 克氏と出会い球体写真家・電気造形作家として海外を中心として活動を始める

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